熊本県の小さな町の公立高校のサッカー部からJリーガーが
生まれ続けています。驚くべき事は、その練習が1日100分
だけと言う所です。
【コラム】時にはサッカーに学ぶ

・Jリーガーが50人

熊本県の小さな町の公立高校のサッカー部からJリーガーが

生まれ続けています。

その名は熊本県立大津高校。サッカー部は全国大会の常連で、

今までにおよそ50人ものJリーガーを輩出しています。

2006年ドイツ・ワールドカップの日本代表だった、巻誠一郎が

その代表格です。


・練習時間は100分

驚くべきことはその練習が1日100分だけと言う所です。
Jリーガーを輩出するのですから、猛練習は当たり前、と思いきや
1日100分だけだと言うのです。大変興味深い事です。

これは、サッカー部監督の平岡和徳氏の優れた考え方のひとつと
言われています。100分間ですが足を止める間もなく、無駄な
く全力で動き回るそうです。

時間が長いと人はどうしても途中でサボることを考えてしまう。
先が見えるからこそ、途中を頑張れると言う考え方です。

横浜キッズの練習は週1回の2時間30分で、効率よくやってます。
大津高校のようにプロ選手の輩出とまでは行きませんが、取り組
み次第でここまで高い次元の成果を出せるんだという事は、忘れ
てはならない事実だと思います。


・目指すところ

大津高校全体のスローガンは「凡事徹底」です。これは「当たり前の

ことを、当たり前にやる」ではなく「当たり前のことを、人並以上に

一生懸命やる」という意味で使われています。なかなか奥が深いです。


大津高サッカー部の「目指すところ」は次のように書かれています。

     1.諦めない才能を育てるのが、スポーツ最大の財産である。
     2.技術には人間性がストレートに表れる。
     3.強いチームは良いあいさつができる。
     4.感動する心と、感謝の気持ちを常に持とう。
     5.苦しいときは前進している。

 

これは、サッカーや野球を問わず、様々な場面で多くの気付きが得ら
れる内容だと思います。チームの子供達と接する時に、何らかの形で
実践出来れば良いと考えていますが、実際はななかなか難しいですね。

いかがでしょうか?

 

 『凡事徹底』 井芹貴志著
名将・平岡和徳のチームマネジメントと人づくりに迫る